運行管理者講習について
種類 | 対象者 | 講習時間 | 内容 |
基礎講習 | 運行管理者になろうとする方
補助者になろうとする方 |
16時間 (3日間) |
運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する
必要な基礎知識の習得を目的とする講習 |
一般講習 | 既に運行管理者として選任されている方
補助者として運行管理業務をされている方 |
5時間 (1日間) |
運行管理を行うために必要な法令及び業務等に関する
知識の習得を目的とする講習 |
特別講習 | 重大事故又は法令違反により
行政処分を受けた営業所の運行管理者の方 |
13時間 (2日間) |
事故の再発防止を図るための知識の習得を
目的とする講習 |
運行管理者とは
運行管理者とは、トラック、バス、タクシーなどの営業用自動車(緑ナンバー)の運行の安全確保のために設けられた国家資格です。一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者をおく(選任する)ことが義務付けられています。原則的に、運行管理者試験に合格して運行管理者資格証を取得した者でなければ運行管理者として選任されません。
また、自動車運送事業者は運行管理者の業務を補助させるため、国土交通大臣が認定した講習(基礎講習)を受講した者の中から補助者を選任することができます。
運行管理者の仕事
・乗務員の配車を組む
・睡眠休憩所の管理
・乗務員への指導
・日々の点呼
・健康状態の把握
・運行状況の把握 など。
運行管理者講習の分類
運行管理者講習には、
・貨物自動車運送事業に対する
「貨物」
・旅客運送事業に対する
「旅客」
に分かれており、該当する種別の講習を受けなければなりません。
運行管理者講習の条件
【基礎講習】
運行管理者資格を得るために運行管理者試験を受験する方は、
受験前にこの講習を受講しなければなりません。
また、事務員等として雇われ、運行管理者の補助者になろうとする方は、
この講習を受講しなければ選任することができません。
【一般講習】
貨物・旅客の運送業者には、車両数に応じた運行管理者を選任する必要があり、
運行管理者は、2年に1度この講習を受講しなければなりません。
適性診断について
種類 | 対象者 | 時間 | 内容 |
初任診断 | 新たに運転手として 採用された方 |
1時間40分 | 個人の特性を数値化します。
診断結果をもとに、能力の把握と運転する際の アドバイス等をカウンセラーが診断します。 |
適齢診断 | 65歳以上の運転手 | 1時間40分 | 個人の特性を数値化します。
診断結果をもとに、能力の把握と運転する際の アドバイス等をカウンセラーが診断します。 現在の身体機能を認識して頂き、意識の見直しを 図ります。 |
一般診断 | 普通車免許を
取得されている方 |
1時間20分 | 個人の特性を数値化します。
性格や特性に応じてカウンセラーから 診断結果をお伝えします。 |
一般診断 (カウンセリング付) |
普通車免許を 取得されている方 |
1時間40分 | 一般診断の内容からより深く、受講者が不安に
思っている事を具体例を挙げながら診断結果に沿って カウンセリングを行います。 |
特定診断Ⅰ | 事故を起こした 運転手 |
2時間00分 | 事故の再発防止に向けて当時の状況を振り返ります。
個人の特性と併せて今後の運転に関するアドバイスを カウンセラーが診断します。 |
適性診断とは
適性診断は、車の運転に関連する身体能力を複数の測定によって数値化します。
仕事で運転業務に従事されている方は運転経歴が長くなるほど運転の判断や操作に癖が付きやすいとされています。
数値化した個々の特徴をカウンセラーが分析して、それぞれに合った診断を行いアドバイスを提示します。
対象者
・バスの運転手
・トラックドライバー
・ハイヤーやタクシーの運転手
など
適性診断の分類
【初任診断】
初任診断は、
・貨物自動車運送事業に対する
「貨物」
・旅客運送事業に対する「旅客」
に分かれており、該当する種別の診断を選択頂きます。
「貨物」:新たに採用された方で、貨物自動車運送事業者において初めてトラックに乗務する前に受診する。
「旅客」:新たに採用された方で、貨物自動車運送事業者において事業用自動車の運転手として選任される前に受診する。
【適齢診断】
適齢診断は、
「貨物」、「個人タクシー」、「個人タクシー事業者以外」
のいずれかを選択頂きます。
「貨物」
65歳に達した日から1年以内に受診します。その後は3年以内毎に1回受診します。
「個人タクシー」
65歳に達した時点において、事業継続の更新申請前に受診します。
「個人タクシー事業者以外」
65歳に達した日から1年以内に1回、その後は75歳まで3年以内毎に1回受診します。
75歳に達した日以降は1年毎に1回の受診となります。
【一般診断】
普通車免許以上の運転者を対象としています。
運転の振り返りのために、3年に1回の受診を推奨します。
【一般診断(カウンセリング付)】
普通車免許以上の運転者を対象としています。
診断結果をもとにカウンセラーの助言、指導を行います。
安全な運転行動についての再確認や教育などが必要と思われる時期に受診を推奨します。
【特定診断Ⅰ】
・死亡事故または重傷事故を起こし、かつ当該事故前の1年間に事故を起こしたことがない方
・軽傷事故を起こし、かつ当該事故前の3年間に事故を起こした事がある方
上記に当てはまる方が受診します。
日程カレンダーを確認されたい方はコチラのページをご覧ください
https://anzen-center.com/futeikikoshu